
VPSはいいぞ (唐突)
ということで, この記事では, サークルでVPSを運用することのメリットを並べ立ててVPSを激推ししたいと思います.
(免責: いろいろ書いてますが、正直筆者にデプロイサービスの知見はあまり無いので、比較が適切でない可能性は大いにあります。話半分で読んでね。)
VPSとは?
VPS (Virtual Private Server)とは, クラウドに借りれるパソコンみたいなものです. (何がVirtualかというと, 実質プライベートなマシンが貸し出されているのと同じように使えるという意味で, Virtualです. 実際にはコンテナみたいなもので, 一つのマシンの中に複数のVPSが動いているのだと思いますが, 利用者には関係ない話ですね. ) レンタルサーバと呼ばれることもあります. 基本的に, ssh接続を使って操作することになります.
VPSでなにができるの?
- 24時間体制のシステムの構築
- Webサイトのホスティング
- データベースの提供
- インフラの勉強
- なんでもできます!!!
自宅サーバじゃだめなの?
自宅サーバの構築, 憧れますよね. ロマンです. しかしながら, サークルとして自宅サーバに依存することは避けるべきだと考えます. まずひとつ. 今, 自宅サーバを提供してくれるメンバーがいたとしても, そのメンバーはいずれ卒業してしまいます. そのとき, 自宅サーバの提供を引き継げるメンバーが必ずいるでしょうか? もうひとつ. 自宅サーバはタダで運用できるわけではありません. 通信料や電気代といった運用コストがあります. このコストを一人か少数のメンバーに押し付けることは公平とは言えません. かといって, そうした費用を会費で賄おうとしても, 費用の算出自体手間がかかりますし, その費用の正当性を検証するのは困難です. そこで, VPSです. VPSの費用は単純明快. 貸出契約時の費用のみです. 引き継ぎだって簡単. 担当者変更の手続きを, 運用会社でするだけです.
Vercel (などのデプロイサービス) じゃだめなの?
基本的には, Vercelでも全然OKです. しかし, そういったデプロイサービスは, 例えばWebサービスのデプロイに特化しているといったこともあって, 処理時間に制限があるなど, 特有な制約があることがほとんどだと思います. VPSならそうした心配はありません! もちろん, 計算資源を使い果たしてしまえばどうしようもないですが… 少なくとも, 時間的な制約などなく, メモリとCPUが許す限り自由に処理を行えます. また, 無料のデプロイサービスを組み合わせて, なんとかサービスできるようにシステム構成をこねくり回す, といったことも, サークルがVPSを提供していれば全く不要. ローカルで環境を作るのと同じように, 素直な構成でデプロイできます.
AWS/Firebaseは?
AWS!! Firebase!! 大いに結構!! しかし, とっつきやすさ, 簡単さという点ではやはりVPSに軍配が上がります. VPSはsshで接続できるPCと何ら変わりないので, サービスに特有な知識はほとんど必要ありません. さらに, サークルでの運用にとって嬉しいのは, VPSの費用は固定であるということです. AWSやFirebaseでは料金体系が複雑だったり, 従量課金が基本だったりします. うっかり過剰な請求が来て払えなくなった… いわゆるクラウド破産のリスクが0ではないのです. その点VPSは前払いの固定費で使えるため, 安心して使うことができます.
まとめ
VPSはいいぞ


