
はじめに
はじめまして!Advent Calender14日目を担当させていただきます、はっしーと申します!
Advent Calenderも2週間が終わるという今日、世間で言う中だるみにあたるのではと思いますが、皆さんを退屈させない記事を!と頑張りますので最後までお付き合いいただけると幸いです!
まず初めに簡単な自己紹介からさせていただきたいと思います。
僕は名古屋大学の情報学部に通う大学2年生で、1年生の冬、大きく、小さい初めの一歩としてJPHacks(※全国規模のプロダクト開発大会)に参加しました。
その記録は昨年度のAdvent Carenderで「プログラミングぺいぺいのJPHacks体験記」として残してあるので、お時間に余裕のある方は本記事の前に読んでいただけると、プログラミング未経験でプログラミングサークル幽霊部員だった大学生の成長(?)過程をよりお楽しみ(?)いただけます!
今回はタイトルの通り、昨年度の続編「プログラミングぺいぺいのJPHacks挑戦記」を書いていこうと思います!(※例のごとく、ぺいぺいとは初心者のことを指し、決済サービスのPayPayとは何の関係もありません)
まだまだ修行の身ですので技術的な深い話はできませんが、その分プログラミング未経験(ぺいぺい!)の方でもお読みいただけると思うので是非お楽しみ(!)ください!
1.JPHacks再挑戦。
弾性力溜め込み中。
先輩の力でアイデアが形になっていくのを見ていることしかできなかった昨年のJPHacks。ありがたいことに2つも賞をいただき、褒めていただいたり、名前を覚えていただいたりしました。
しかしその反面、その話たびに「自分はアイデア担当なので、、笑」と弁明のように技術面で貢献できていないことをアピールしていました。もちろんアイデアには自信があり、そこを褒めていただけるのは大変嬉しかったのですが、悔しい気持ちがセットで「今年は技術面でも貢献するんだ!」と気合いを入れていました。
しかししかし肝心の勉強の方はというと、退屈な座学は長続きせず、実践だと息巻いたハッカソンでも時間が無い中で結局生成AI頼りとなり、正直、1年で成長した実感は得られていませんでした。
それでも時間は過ぎ去っていき、とうとうJPHacksの季節がやってきました。今年は自分たちで0から作り上げる挑戦をしようと同級生を誘って同じ学科の5人チームで出場することになりました。
最高のスタート!
JPHacks出場が決まり、HackDay(本番)前にある程度の準備をしようとHackDay3日前に集まってアイデア出しと環境構築(みんなで開発できるようにパソコンの準備)をしました。
ここで今回の最大の売りとなるアイデア部分が生まれました、、、!
アイデア出しの資料が残っていましたので今回特別に公開しようと思います!! 以下がその資料です。

察しが良い方はお気づきかも知れませんが、今年も10万円狙i…どうせなら何か賞を狙ってみようということで三菱重工業スポンサー賞のテーマ「安心・安全」を僕たちのプロダクトのテーマとして採用しました!
アイデア出しには1~2時間ほどかかった記憶がありますが、最終的に左上の「子どものSNS支援、子どもの練習用SNS」に決定しました!
ここでこのアイデアの売りを少しだけ詳しく説明しようと思います。このアイデアはとにかく絶対に必要なはずなのにまだ一般的にサービスが存在しないこと、競合がいないことが強みでした。軽く市場調査をしたところ、子供用SNSなどはあったのですがそのSNS内でも「疲れたのでもうやめるね」などSNSによって心を病んだような投稿があり、子どもが安心・安全にSNSを利用するという視点から見ると、問題は解決されていないものでした。とにかくこのアイデアに決まった際、「これはイケる…!!!」という感覚が強くありました!
迎えたHackDay。生成AIを相棒に。
自信満々のアイデアを携えてついに始まったHackDay。あとはアイデアを基に開発するだけでしたが、ここからが僕らの挑戦でした。先述の通り、僕自身は初心者から成長しきれておらず、他のチームメンバーもずば抜けてできるようなメンバーはいなかったので、全員が1つ1つのステップを生成AIと相談しながら開発を進めていく、いわゆるバイブコーディングという進め方をしていきました。
完成形はあるので1つ1つ進めていくだけなのですが、ハッカソン(大会)の性質上、2日間という短い期間設定であることから常に時間との戦いでした。
1日目、5人中2人がフロントエンド(画面デザインなど)、3人がバックエンド(裏で動いている処理など)を担当して進めていましたが、進捗は割と順調で、完成できそう!という期待が高まっていました。その日の帰りは去年と同様、もしかしたら賞とれるかも!という期待に胸を躍らせながら帰りました。
突然のピンチ、ギリギリの戦い、、、!
1日目の帰宅後それぞれ少し追加で作業をして、迎えた2日目。
なんとAI部分を担当していた強いメンバーが体調不良でこれなくなってしまいました、、、!
これはとてもピンチで、これまで作ってある部分の引き継ぎ、かつ慣れないAI部分の実装を引き継ぐのはただでさえ時間との戦いであるハッカソンでは大きなダメージでした。
しかし、どうあがいてもやるしかないのに変わりは無いのでとにかく急いで最低限の完成を目指す2日目が始まりました、、、
刻一刻と締め切りが迫る中、残るはデプロイ(実際に世界に公開する作業)のみとなりました。
締め切り1時間前ほどで、ローカル(自分たちのパソコン内)ではうまく動いたはず、、、あとはデプロイするだけ、、、!という状況でしたが帰ってくるのはエラー、エラー、、エラー、、、。
ギリギリ極限状態でそわそわが止まらず、ドキドキで落ち着きませんでした。
そんな中でも全員でトライアンドエラーを繰り返し、締め切り時間、見つめたパソコンの画面に表示された結果は
エラー
結局完成させることはできませんでした、、、。
HackDay結果発表
開発締め切り後、プレゼンを行った後、投票・結果発表がありました。
プロダクトは完成しませんでしたが、アイデアは負ける気がしなかったのでアイデア部分で評価してもらおうと練ったプレゼン、10分で作ったクソパワポで最後のアピールをしました。
当然デモは動かないので画面だけ見せる形のプレゼンとなってしまいましたが、ウケは良かった記憶があります。
どうかスポンサー賞に届いてくれ、、、!と祈りながら結果発表を待ちました。
そして迎えた結果発表。結果は、、、
「三菱重工業スポンサー賞(!!!!!!)」
「HackDayAudienceAward(!?!?!?)」
狙っていたスポンサー賞をいただけてとても嬉しかったです。そして戸惑いました。HackDayAudienceAwardは名古屋会場で一番投票を得たプロダクトに与えられる賞だったからです。嬉しさと戸惑い、完成していないのにいただいてしまう申し訳なさ、、、いろいろな感情とともに僕たちのHackDayは幕を閉じました。
2.JPHacks再挑戦(続き)。
ツヅクカ?オワルカ?
HackDay後、全国の会場から選ばれた優秀なプロダクトはAwardDay(東京で行われる決勝)に進出します。
僕たちは名古屋会場で2つ賞をいただき、成績で見れば割と良い結果となりました。JPHacksの出場者は皆AwardDay進出を目指すのですが、成績と完成していない事実から進出できるかできないかまたもそわそわする2週間を過ごすことになりました。その期間、もしAwardDay進出したときのため、またそもそも継続開発したいという気持ちもあったため、開発を続けるつもりでしたが、ほとんど手をつけられず終わりました。
2週間後、「AwardDay進出おめでとうございます!」
AwardDay進出の連絡の届きました。嬉しかったです。しかしプロダクトは依然動かないまま、、。ここからまた締め切りに追われる開発が始まるのでした。
激戦のAwardDay
AwardDayの準備はとても大変でした。メンバーの一人は準備が間に合わずに本番を迎えて絶望するという夢を見るほどでした。
なんとかデプロイや追加機能などの準備を終え、自分たちのできることはやりきった万全な状態でAwardDay本番を迎えました。
早朝の新幹線に乗り、東京大学の軽い観光をしたのち、すぐにAwardDayが始まりました。


AwardDayはプレゼン、展示会(Expo)、結果発表の順で進んでいきました。
まず今年のJPHacksAwardDayの感想ですが、一言で言うと「圧巻」でした。
どのプレゼンを聞いても「すご」と思わず口にしてしまうほどで、審査員の方から見てもとてもハイレベルだったそうです。
そしてもったいぶらず、最終的な僕たちの結果をお伝えすると
KDDIスポンサー賞
FUJIFILMスポンサー賞
の2冠を達成しました!!


最後に
今回僕の2年目のJPHacks挑戦を書かせていただきました。
AwardDayにはイノベーター認定という優れた開発者に与えられる賞があり、技術的にまだまだだった僕らは受賞することができませんでした。
成績だけで見れば十分立派なものだと思うし、自分たちで0から作り上げたという経験をすることができましたが、開発の段階も生成AI頼りで自分の力とはまだまだ言いがたい結果で終わったので、来年、次は自分の力でイノベーター認定を目指してまたチャレンジしていきたいと思います。僕自身のプログラマーとしての道もまだまだ先が長いと思うのでこれからも精進していきたいと思います。
この記事は徹夜で書き上げたので拙い文章になってしまっていたかも知れませんが楽しんでいただけていたら幸いです!
最後までお付き合いありがとうございました!


